英米文学との出会い
大学では英米文学を専攻しました。文学自体にはそれほど興味がなかったのですが、なぜか英語には中学の頃から面白さを感じていました。英語がパズルのように見えたからです。そのため、英語を学ぶこと自体には楽しさを見いだせたのです。そして結果的に、英米文学科に進むことになりました。
80年代の時代背景と自分
大学時代の背景を振り返ると、80年代の日本は独特の文化が花開いた時代でした。若者たちは暴走族から竹の子族やスタイリッシュなサーファーへと移り変わり、ディスコが隆盛を極めた時代。ファッション界ではDCブランドが流行し、日本のデザイナーたちが世界で注目を集めていました。
しかし、そうした時代の流れや流行には、まったく興味を持つことができませんでした。
大学生活も、キャンパスライフという言葉が期待を膨らませるように聞こえましたが、どこか自分に合わないと感じることが多かったです。大学の人気サークル、例えばテニスやスキーのサークルに勧誘されて入りはしましたが、自分にはその活動が合わないと感じ、数ヶ月で行かなくなりました。
これが、自分自身の学生時代に対する記憶です。
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